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気象庁によると台風26号(フォンウォン)は11月7日午前6時現在、フィリピンの東を1時間に15キロの速さで北西に進んでいる。日本への影響を含め、今後の予想進路について気象庁や米軍合同台風警報センター(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センターの見方をまとめた。
気象庁の進路予想
台風26号は11月7日午前6時現在、フィリピンの東を1時間に15キロの速さで北西に進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心から110キロ全域は風速25メートル以上の暴風域、中心から440キロ全域は風速15メートル以上の強風域になっている。
気象庁の予想進路を見ると、台風26号は勢力を強めながら北西寄りに進み、9日から10日にかけて非常に強い勢力でフィリピンに上陸する恐れがある。9日午前3時時点の中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速は65メートルの予報。中心から350キロ全域が風速25メートル以上の暴風警戒域になっている。
気象庁の7日午前7時の予報では、日本で5日先まで風速25メートル以上の暴風域に巻き込まれる可能性があるエリアはないが、10日以降は北寄りに進路を変えるとみられ、最新の情報に注意が必要だ。
⇒台風25号の予想進路、気象庁や米軍、ヨーロッパの見方
米国(JTWC)の予想
米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想によると、台風26号は今後、フィリピンの東を北西に進むとみられ、10日にもフィリピンのルソン島に上陸する可能性がある。9日午前3時時点では中心付近の最大風速が54メートルに達するとの見方だ。その後、徐々に北寄りに進路を変えるとみている。
中心付近の最大風速
11月7日午前3時:23メートル
11月7日午後3時:31メートル
11月8日午前3時:39メートル
11月8日午後3時:49メートル
11月9日午前3時:54メートル
11月10日午前3時:54メートル
11月11日午前3時:36メートル
11月12日午前3時:31メートル
ヨーロッパ中期予報センターの予想
リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の5日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。
「フォンウォン」名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「フォンウォン」は香港が用意した名前で、「山の名前(フェニックス)」に由来する。



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