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<為替> ドルが対ユーロおよびスイスフランで2日連続で下落した。米労働市場の弱さを示す経済指標を受けて、年内の追加利下げ観測が強まった。
一方、英ポンドは上昇。イングランド銀行(英中銀)が政策金利を据え置いたことが支援材料となった。市場では据え置きが大方の予想だったが、利下げの可能性も3分の1程度織り込まれていた。の62%から69%に上昇。ただし、10月末時点の98%からは大きく低下している。
ユーロ/ドルは0.49%高の1.1547ドル、ドル指数は0.42%安の99.70。ドル/スイスフランは0.49%安の0.806フラン。
ドル/円は0.66%安の153.09円となった。
英ポンドは0.3%高の1.3088ドル。前日には7カ月月ぶり安値の1.3011ドルを付けていた。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが低下した。この日発表された一連の民間の雇用データで、米労働市場の弱体化を巡る懸念が高まった。過去最長となった米政府機関の閉鎖により、投資家は発表が凍結されている米労働統計局の月次雇用統計の代わりに民間データに頼らざるを得なくなっている。
指標となる10年国債利回り と2年債利回りは、ともに約7bp低下し、それぞれ4.089%と3.562%となった。30年国債利回りはは約5bp低下し4.686%となった。
米金融・債券市場:
<株式> 下落して取引を終えた。景気先行き不透明感や割高なバリュエーションが意識され、4日に見られたハイテク株売りが再開した。
特に人工知能(AI)関連のモメンタム銘柄の株価上昇に対する懸念からリスク選好の動きが弱まり、主要3指数はいずれも下落した。
米国株式市場:
<金先物> 米政府機関の一部閉鎖や関税政策を巡る不透明感から安全資産としての金買いが先行したものの、あと利益確定の売りに押され、小反落となった。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.90ドル(0.05%)安の1オンス=3991.00ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> 根強い需給緩和懸念を背景に売られ、3営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物は前日清算値(終値に相当)比0.17ドル(0.29%)安の1バレル=59.43ドルだった。1月物は0.12ドル安の59.30ドル。
NYMEXエネルギー:
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります



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