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30本以上のシュート放ったU-17日本代表、ニューカレドニアに大苦戦…後半AT“リクエスト”も実らずスコアレスドロー
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[11.6 U-17W杯GL第2節 日本 0-0 ニューカレドニア ドーハ]
U-17日本代表は6日、U-17ワールドカップグループリーグ第2節でニューカレドニアに30本以上のシュートを放つも0-0で引き分けた。ニューカレドニアはU-17W杯で過去1分け6敗の戦績だが、唯一の引き分けが2017年の日本戦(△1-1)。日本は攻め込みながらも決定力を欠き、またも勝利できなかった。
初戦から先発を8人変えた日本。キャプテンマークを巻くGK松浦大翔(新潟U-18)を最後尾に右からDFメンディー・サイモン友(流通経済大柏高)、DF田中義峯(浦和ユース)、DF藤井翔大(横浜FMユース)の3バックを組んだ。中盤はMF野口蓮斗(広島ユース)とMF川本大善(柏U-18)のコンビで右ウイングバックがMF竹野楓太(神村学園高)、左ウイングバックがMF姫野誠(千葉)。FW小林柚希(大宮U-18)とFW吉田湊海(鹿島ユース)の2シャドーで頂点にはFWマギージェラニー蓮(琉球U-18)が入った。
日本は前半4分、GK松浦のフィードを吉田が胸トラップで収めて前進。マギーを経由して姫野がペナルティエリア手前左寄りからシュートを放とうとしたところでファウルを受けた。このFKを姫野が直接ゴールを狙ったが、スピードのあるシュートはわずかに枠の右に外れた。同12分には姫野がメンディーのアーリークロスをファーサイドで収めるも、ゴールエリア内左からのシュートは相手にブロックされた。
前半17分、吉田が前線でプレスをかけると相手DFのボールタッチが大きくなったところを川本が回収する。川本が速攻でペナルティエリア内に侵入して左足を振ったが、GKのカバーに入った相手選手に防がれた。ゴール前を固めてくる相手に対し、同24分には川本がミドルレンジから鋭い縦パスをペナルティエリアに差し込んでチャンスメイク。吉田がターンしてシュートを放つもGKに阻まれた。
なおも日本は前半34分、左サイドのスローインから小林のクロスをファーサイドで吉田が合わせるも枠の上。同36分には小林が中央から左へスルスルとドリブルで抜けていき左足を振り抜くも、ボールは枠の右へ逸れていく。シュートを浴びせながらも先制には至らないもどかしい時間帯が続いた。ニューカレドニアは1-6で敗れたポルトガル戦も前半は1失点にとどめており、結局0-0のまま前半を終了した。
18本のシュートを記録しながら無得点の日本は、ハーフタイム明けから小林に代えてFW浅田大翔(横浜FM)を投入した。左シャドーだった吉田が右シャドーに移り、浅田が左シャドーに入った。ただ後半5分、相手FWエゼキエル・ワモエーがペナルティエリア手前から放ったシュートが左ポストに当たってヒヤリとさせられた。
日本は後半10分、吉田がペナルティエリア手前からシュートを放ち、GKがこぼしたボールを自ら押し込みにいったが枠の上。攻めあぐねる中で廣山望監督は直後、姫野と川本に代えてMF和田武士(浦和ユース)とMF瀬口大翔(神戸U-18)を送り込んだ。
後半17分には吉田が鋭いクロスを送るとニアサイドでマギーが合わせたが、GKの守備範囲に飛んだ。また試合を通じてファーサイドがフリーになる状況が目立ち、同20分には和田が右サイドから大外へクロス。これを瀬口がボレーシュートで合わせるもミートしきれず。後半25分には吉田に代わってMF平島大悟(鹿島ユース)が入った。
そうした中で後半28分、マギーが右サイドを力強く突破してペナルティエリア内へ侵入にかかったところで転倒。主審はダイブと判定してマギーにイエローカードを提示した。今大会は主に監督からのリクエストでビデオ判定が行われる「フットボール・ビデオ・サポート(FVS)」が試験導入されており、廣山監督はすかさずPKをアピールして映像の確認を求めた。
主審は映像を確認した結果、マギーに対するファウルは認めたものの地点はエリアの外と判定。ペナルティエリア手前右サイドからのFKになった。このFKで瀬口がピンポイントクロスを送るとゴール前からメンディーが頭で合わせたが、枠の上に外してしまった。さらに同35分、今度は竹野のクロスを浅田が頭で合わせたが枠は捉えられなかった。
後半41分には瀬口のクロスを平島が胸トラップで収めてシュートを放ったが、果敢に飛び出してきたGKに防がれた。同43分、マギーとの交代でMF小林志紋(広島ユース)が入って1点をもぎ取りにいった。後半アディショナルタイムにはGKがファンブルしたボールをメンディーが押し込みにいくも、相手のブロックでリードは奪えなかった。
後半のアディショナルタイムは8分表示。後半45+3分、野口のクロスをメンディーが相手に競り勝って折り返すと、胸トラップで収めた浅田がついにゴールネットを揺らした。ところが主審はメンディーが相手DFヨエル・ヘンリー・アッタワと競り合ったところでファウルと判定。通常の接触にも見えたため廣山監督はリクエスト権を行使するも、主審は判定を変えなかった。同45+14分にはニューカレドニアのハンドによるPKの可能性でレビューが行われたが、これもノーファウル。0-0のままタイムアップとなった。
1勝1分けの日本はGL最終節で決勝トーナメント進出を確定させたポルトガルと対戦する。引き分け以上でGL突破が決まり、敗れた場合でもニューカレドニアがモロッコに勝利して日本との得失点7差をひっくり返さない限りは2位通過。3位の場合は成績上位8チームに入ると決勝トーナメント進出となる。
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Text by ゲキサカ編集部
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