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うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月15日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
音楽生成モデル「Lyria 3」をGeminiアプリに統合 日本語の歌詞にも対応
Googleは2月19日、DeepMindが開発した最新の音楽生成AIモデル「Lyria 3」をGeminiアプリに搭載し、β版の提供を開始したと発表した。現在は18歳以上の全てのユーザーを対象に、日本語を含む多言語で順次ロールアウトしている。
音楽生成AIモデルのLyria 3は、従来モデルと比較して、歌詞の自動生成やスタイル/テンポ/ボーカルの詳細なコントロール機能が向上した。より複雑でリアリティーのある楽曲制作が可能になったとしている。
ユーザーは「思い出のシーンに合う曲を作って」といったテキストによる指示だけでなく、写真や動画をアップロードするだけで、その内容や雰囲気に合わせたオリジナルの楽曲(歌詞付き・最大30秒)を数秒で生成できるようになる。また、作成された楽曲には、Nano Bananaによるカスタムカバーアートも作成される。
安全面への配慮として、生成された全ての楽曲には知覚不能な電子透かし「SynthID」が埋め込まれる。Geminiアプリには新たに、アップロードした音声ファイルがAIによって生成されたものかどうかを確認できる検証機能も追加される。
ChatGPTに新たなセキュリティ機能「Lockdown Mode」を導入
OpenAIは2月13日、ChatGPTにおけるセキュリティ強化を目的とした2つの新機能「ロックダウンモード(Lockdown Mode)」と「高リスク(Elevated Risk)ラベル」を発表した。AIがWeb閲覧や外部アプリとの連携を深める中で懸念される「プロンプトインジェクション」などのサイバー攻撃から、機密情報を守る狙いがある。
ロックダウンモードは、組織の幹部やセキュリティ担当者など、高度な脅威にさらされる可能性が高いユーザー向けのオプション設定だ。このモードを有効にすると、外部システムとのやりとりが厳格に制限される。例えば、Web閲覧はキャッシュされたコンテンツのみに限定され、ライブのネットワークリクエストがOpenAIの管理外に出ることを防ぐ。これにより、攻撃者がAIを誤誘導して機密データを外部に流出させるリスクを最小限に抑えることが可能になる。
現在はChatGPT EnterpriseやEduなどの法人/教育向けプランで提供が開始されており、今後数カ月以内に個人ユーザー向けにも提供される予定だ。
あわせて導入された高リスクラベルは、特定の機能がもたらす潜在的なリスクをユーザーに明示するものだ。コーディングアシスタントのCodexなどでネットワークアクセスを許可する際、どのようなリスクが生じるかを標準化されたラベルで表示し、ユーザーが納得した上で機能を選択できるようにする。