おかわり君こと西武中村剛也内野手が、通算474号本塁打を放って歴代11位タイとなり、阪神や西武で活躍した田淵幸一氏(77)に並んだ。1点を追う4回2死の第2打席、ソフトバンク先発右腕スチュワートの154キロ直球を左中間テラス席へ運んだ。今季3号となる1発にも「そんな完璧ではなかったですけど、うまく打てました」と振り返った。

プロ23年目のベテランは球団OBでもある田淵氏に追いつき「素直にうれしいですし、早く抜けるようにと思っています」とレジェンド超えを次なる目標に掲げた。同氏についての印象は「何か全部がでかい。体もでかいですし、人としても大きさを感じるような、どっしりとした方だなという印象はある」。一方で、歴代10位の金本知憲氏(56)の持つ476本にはあと2本と迫るが「そんなにそこは気にしてないので、1本1本積み重ねていければいい」と話した。

節目の通算500本塁打にも残り26本となった。偉大な先輩に肩を並べると同時に、大台の数字へ1歩、また1歩と近づく。「今日はいい直球を捉えられたので、これからコンタクトもしっかりできるようにやっていきたい」と、次なるアーチを頭の中で思い描いた。

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